SOSの猿(中公文庫)《伊坂幸太郎》

SOSの猿(中公文庫)《伊坂幸太郎》

300億円の損害を出した株の誤発注事件を調べる男と、ひきこもりを悪魔祓いで治そうとする男。
奮闘する2人の男のあいだを孫悟空が自在に飛び回り、問いを投げかけます。 「本当に悪いのは誰?」 物語を読んだことにより、
物事の捉え方が大きく変わった小説です。

小説の中で、主人公が急ぐ救急車を見て「どこかで誰かが、痛い痛い、って泣いてるのかな、ってそう思うんです」と話す場面があります。
その、誰かが困ってる・だけどどうしようもないという焦燥感を私も感じていたため、
主人公のその後の考え方や価値観の変化がまるで自分自身の変化のように感じられました。

悩みを抱えていた時に、この物語に出逢い助けられたので、私にとって大切な一冊となりました。

ハラハラ度:★★★☆☆
現代度:★★★★☆
爽快度:★★★★☆
ファンタジー度:★★★★☆
猿出現度:★★★★★

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