小説

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ガソリン生活(朝日文庫) 《伊坂幸太郎》

大学生の主人公、望月良夫は愛車のデミオ運転中に、偶然会った女優の翠を目的地へ送り届けることに。 翠の様子がおかしいと感じていた良夫だが…その予想は的中し、翌日、翠は事故死してしまう。 「本当に事故だったのか?」 良夫とその弟、大人びた小学5年生の亨は、翠を追いかけ回していた芸能記者・玉田と知り合い、 事件に首を突っ込み始める。 姉や母までをも巻き込み、事件の真相に迫ることとなるが…謎は広がるばかり […]

SOSの猿(中公文庫)《伊坂幸太郎》

300億円の損害を出した株の誤発注事件を調べる男と、ひきこもりを悪魔祓いで治そうとする男。 奮闘する2人の男のあいだを孫悟空が自在に飛び回り、問いを投げかけます。 「本当に悪いのは誰?」 物語を読んだことにより、 物事の捉え方が大きく変わった小説です。 小説の中で、主人公が急ぐ救急車を見て「どこかで誰かが、痛い痛い、って泣いてるのかな、ってそう思うんです」と話す場面があります。 その、誰かが困って […]

池袋ウエストゲートパーク(文春文庫)《石田衣良》

ドラマでも人気のあった、ミステリー小説。 物語の冒頭「おれのPHSの裏側にはプリクラが一枚貼ってある。 おれのチームのメンバー五人が狭いフレームになだれこんで写ってる色のあせたシール。」の一文から、 当時のブーム真っ只中にいるイマドキで危なっかしい若者たちの物語が始まることをイメージさせられました。 マコトと呼ばれる主人公が、池袋を舞台に若者を取り巻くあらゆる事件に巻き込まれていきます。 なんだか […]

X’mas Stories 一年でいちばん奇跡が起きる日(新潮文庫)《朝井リョウ、あさのあつこ、伊坂幸太郎、恩田陸、白河三兎、三浦しをん》

季節外れに読む、クリスマスの物語もなんだか新鮮でした。 この物語がクリスマスをもっと特別な一日にしてくれる――。 6人の人気作家が腕を競って描いた六つの奇跡。 自分がこの世に誕生した日を意識し続けるOL、イブに何の期待も抱いていない司法浪人生、 そして、華やいだ東京の街にタイムスリップしてしまった武士……! ささやかな贈り物に、自分へのご褒美に。冬の夜に煌めくクリスマス・アンソロジー。 六者六様の […]